2025.2.22 | お役立ち情報 | 高齢者の睡眠の特徴について
前回のコラムでは、冬に気をつけたいことについてご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、高齢者の睡眠の特徴についてご紹介させていただきます。
高齢者の睡眠にはいくつかの特徴があります。
加齢に伴い睡眠時間が短くなり、浅い眠り(レム睡眠)が増える傾向があります。
深い眠り(ノンレム睡眠)が減ることで、夜中に何度も目が覚めたり、早朝に目覚めたりすることが多くなります。
25歳が約7時間であるのに対し、45歳は約6.5時間、65歳は約6時間とも言われています。
また体内時計の変化により夜の睡眠が早まり、朝も早く目が覚めやすくなります。
さらに、日中の活動量の低下や疾患、服薬の影響で不眠を訴える人も少なくありません。
そのため規則正しい生活習慣や適度な運動、日光を浴びることや、寝る前のカフェイン、スマホの使用を控えるなどに注意することで、睡眠の質を維持するのに役立ちます。
昼寝の取り方にも注意が必要で、長すぎる昼寝は夜の睡眠に影響を与えることがあります。
高齢者の睡眠改善には生活リズムを整えることが大切です。
高齢者の方は退職、配偶者との死別、独居などの環境の変化や急性の精神的ストレスを抱えることで睡眠障害を生じることも少なくありません。
次回のコラムでは高齢者の睡眠障害についてご紹介させていただきます。