熱中症の応急処置のポイント | グループホームかがやき

愛媛県松山市の認知症対応型共同生活介護施設

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介護コラム

2024.7.13 | お役立ち情報 | 熱中症の応急処置のポイント

前回のコラムでは、熱中症の症状についてご紹介させていただきました。

今回のコラムでは熱中症の応急処置のポイントについてご紹介させていただきます。

 

①意識の有無の確認

熱中症の疑いのある人を見かけたら、まずは意識があるかどうか確認します。

意識がない場合は、すぐに救急車を呼んでください。

次からは意識の有無に関係なく必要な応急処置です。

 

②衣服を緩めて体を冷やす

涼しい場所へ移動し、衣服を緩めて体を冷やします。

まず体表面に出ている顔、両腕、足などを水で冷やしましょう。冷たい水ですとより効果的です。

同じ場所を冷たいタオルで拭いたり、巻き付けて風を当てたりすることも有効です。

太い血管が流れている両側の首筋、脇、足の付け根などを冷やすと良いでしょう。

冷やすときは氷枕や保冷剤などがあればそれらを使って、なければ霧吹きで体に水をかけたり、うちわや扇風機で風をあてたりして、できるだけ早く体温を下げることが大切です。

 

③水分や塩分の補給

その後、水分や塩分を補給します。意識がない状態では無理に水を飲ませてはいけません。

もし、意識があっても自分で水を飲むことができない場合は、病院での点滴が必要ですので、医療機関へ搬送してください。

 

熱中症の応急処置ではまず体を冷やすことが最優先であることを覚えておいてください。

次回のコラムでは、高齢者の方の熱中症対策についてご紹介させていただきます。