2022.11.12 | 介護コラム | 福祉用具のレンタル・購入時の料金の事例（介護ベット）

前回のコラムでは、レンタル・購入した際の料金の事例（車椅子）についてご紹介させていただきました。

今回のコラムでは、レンタル・購入した際の料金の事例（介護ベット）をご紹介させていただきます。

介護ベッドは、「特殊寝台」とも呼ばれ、福祉用具貸与の対象です。

レンタル料の平均相場としては１ヵ月600～1,200円ほどです。

一方で、特殊寝台は車椅子同様に「特定福祉用具販売」の対象外なので、全額自己負担となります。

仮に、介護ベッドを実費で購入する場合、１モーター付きのベッドで８万円程度、高機能介護ベッドの場合は30万円以上する場合もあります。

※モーターにつきましては次回のコラムでご紹介いたします。

以下の表では介護ベッドを「１ヵ月1,200円でレンタルした場合」と「８万円で購入した場合」で費用を比較しています。

１割負担で介護ベッドをレンタルした場合
１年 １万4,400円
３年 ４万3,200円
５年 ７万2,000円
介護ベッドを５年間使い続けた場合、レンタルと購入に差はほぼ無くなります。

ただし、介護度が上がり施設入居の必要が出てくる可能性も考えると介護ベットを購入するというのは、現実的とは言えないでしょう。

もし施設入居した場合、介護ベッドを処分する必要性も出てくることから、レンタルの方が結果的にお得になる可能性が高いのです。

次回のコラムでは、使用する介護ベットの選び方について解説していきます。