2021.9.18 | 介護・介助の基礎知識 | BPSDへの対処法 ①非薬物的アプローチ
認知症のBPSDを改善する治療方法は、薬物的アプローチと非薬物的アプローチに分けられます。
今回のコラムでは、まずは非薬物的アプローチについてご紹介させていただきます。
基本的には、薬物的アプローチの前に、環境や身体的要因などを見直して、この非薬物的アプローチを検討するのがおすすめです。
非薬物的アプローチとして代表的なのは、リハビリです。
介護施設のほとんどで取り入れられている認知症のリハビリ療法は、「本人が楽しむ」ことを第一に考えられています。
自宅でできるリハビリもありますので、在宅介護の際にも取り組む時間を増やしてみてください。
自宅でもできるリハビリ方法(例)
・散歩
・ラジオ体操
・好きな音楽に合わせて体を動かす
・絵を描いたり手芸をしたりして手先を動かす
・昔のアルバムを見ながら話をする
認知症のリハビリは、本人が楽しみながら参加ができてはじめて効果につながるので、本人が嫌がる場合には、無理せず中断してくださいね。
次回のコラムでは、BPSDへの対処法の薬物的アプローチについてご紹介していきます。