2024.2.10 | 介護コラム | 在宅介護で利用できるサービスの種類(小規模多機能型サービス)
前回のコラムでは、在宅介護で利用できる「短期型入所サービス」についてご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、在宅介護で利用できる「小規模多機能型サービス」についてご紹介させていただきます。
これまでのコラムでご紹介した「訪問介護サービス」「通所サービス」「短期型入所サービス」の良いところを組み合わせたのが「小規模多機能型サービス」で、24時間切れ間なく提供されます。
ただし、地域密着型サービスのひとつですので、市区町村に住民票のある方が利用の対象です。
そして、「小規模多機能型居宅介護」と「看護小規模多機能型居宅介護」の2つがあり、以下のような特徴があります。
(1)小規模多機能型居宅介護
施設への「通いを中心」に、利用する方の希望や状況に応じて宿泊や訪問を組み合わせるサービス。
そのなかで介護や生活支援、機能訓練などを提供する。
利用者と介護する家族のニーズに応じて提供するサービスを組み合わせることができる。
(2)看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)
小規模多機能型居宅介護に「訪問看護」を組み合わせたサービス。
対象となる要介護度の中・重度の方に、介護や生活支援に加え、必要な医療ケアを提供する。
介護する家族の負担を減らすことができると同時に、ニーズに応じた「きめの細かいサービス」を受けられる。
以上のように在宅介護といっても、利用者や介護をする家族の状況に合わせて様々なサービスを選択することができますので、在宅介護の際のサービス選びの参考にしていただければと思います。
次回のコラムからは「高齢者にとって積極的に摂取したい栄養素」に関してご紹介させていただきます。