2021.2.20 グループホームとは
みなさんは、「グループホーム」とは、どのような施設かをご存じですか?
「高齢者の方が住むところ」というイメージを持っていただくことは多いのですが、
認知症専門という側面や、入居状況などは意外と知られていません。
今回はそんなグループホームについて簡単にご紹介させていただきます。
まずグループホームを一言で表すと、
「グループホームとは、認知症の高齢者が、専門スタッフの援助を受けながら、5人から9人のユニットで共同生活する介護福祉施設」
です。
別名「認知症対応型共同生活介護」とも呼ばれます。
認知症の方に特化した共同生活施設という点が他の介護施設との大きな違いです。
このグループホームは、定員に空きがあることが少なく、入居難易度は比較的に高くなっているのが現状です。
それは、
「1つの施設に原則18人(1ユニット×9人×最大2ユニット)が定員となっている小規模施設である」という点が関係しています。
なぜ小規模なのでしょうか?それは、認知症対応型という点に理由があります。
認知症の方は、新しいものや人を覚えたり、認識したりするのが難しいと言われています。
大人数の職員や入居者の方がいる施設だと、認知症の⾼齢者の方にとっては生活しづらい環境となってしまうため、
認知症の方を対象としたグループホームでは、少人数施設となっているのです。
そのため、認知症のご家族がいらっしゃる方には、すぐに入居を考えていなくても、
グループホーム探しを長期的に計画して進めることをお勧めしています。
特に、ご家族のお住いの近くのグループホームを探される方には特におすすめしております。
グループホームへの入居要件は、以下のような方となっておりますので、参考にしていただければと思います。
①65歳以上の高齢者で、かつ要支援2または要介護1以上の認定を受けている方
(※特定疾病を持っている場合は65歳未満でも入居可能な場合があります)
②医師に認知症の診断を受けた方
③集団生活を営むことに支障のない方
④施設と同一の市区町村に住民票がある方
グループホームへの入居をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。