2021.3.7 介護保険とは
介護によって、様々なサービスを利用する際、必要になってくるのは介護保険の知識です。
今回のコラムでは、介護保険とは何かを簡単に説明していきます。
介護保険とは、 介護が必要な方に介護費用の一部を給付する制度のことです。
全国の市区町村が保険者となり、その地域に住んでいる40歳以上の方が被保険者(加入者)として納めている介護保険料と税金で支払われます。
では、「介護が必要な方」というのは、どのような状況なのでしょうか?
中には、65歳以上と認識されている方もいらっしゃるかもしれませんが、正確にはそれだけではありません。
出典:厚生労働省HP 2021年2月28日時点
介護保険サービスを受けられる方は、第1号被保険者と第2号被保険者に分けられています。
第1号被保険者の場合は、要介護状態(認知症などで介護が必要な状態)、要支援状態(日常生活において支援が必要な状態)である場合に介護保険適用の対象となるのが基本です。
第2号被保険者の場合、末期がんや関節リウマチなど加齢に起因する特定疾病によって要介護・要支援の状態になっていることが保険適用の要件となっています。
このように、介護保険制度は、介護が必要となった高齢者または特定失病の方とその家族を社会全体で支えていく仕組みなのです。