2025.5.24 | お役立ち情報 | 高齢者の転倒予防
前回のコラムでは、高齢者の服薬管理についてご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、高齢者の転倒予防についてご紹介させていただきます。
高齢者の転倒は骨折などの重い怪我に繋がり、生活の質を大きく低下させる可能性があります。
しかし、日々のちょっとした工夫でリスクは減らせます。
まず、生活環境の見直しが重要です。
床の散乱物、滑りやすいマット、不安定な家具は転倒の要因となります。
整理整頓を徹底し、歩行の妨げとなる物をなくしましょう。
次に、体の状態への意識も大切です。
加齢に伴う筋力やバランス感覚の低下は、転倒リスクを高めます。
立ち上がりや歩き出しで、つまずくこともあります。
急な動作を避け、あせらずに余裕を持って行動しましょう。
また、椅子に座って行う足踏みなど、日常生活で運動を取り入れることも有効です。
持病や、薬の副作用によるふらつきなどにも注意が必要です。
定期的な受診で、自分の体の状態を把握しましょう。
住み慣れた場所で安心して生活するために、転倒予防は一人ひとりが意識すべき大切な取り組みです。