2025.3.8 | お役立ち情報 | 高齢者の睡眠障害について
前回のコラムでは、高齢者の睡眠の特徴についてご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、高齢者の睡眠障害についてご紹介させていただきます。
加齢とともに睡眠の質が低下し、高齢者の多くが何らかの睡眠障害を抱えています。
代表的なものに「不眠症」があり、寝つきが悪い「入眠障害」、夜中に目が覚める「中途覚醒」、朝早く目が覚める「早朝覚醒」、眠っても疲れが取れない「熟眠障害」などがあります。
また睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」も高齢者に多く、いびきや日中の眠気が特徴です。
さらに、足がムズムズして眠れない「むずむず脚症候群」や、睡眠中に手足がピクピク動く「周期性四肢運動障害」も睡眠の質を下げる原因になります。
加齢による体内時計の変化で夕方の早い時間に眠くなる「概日リズム睡眠障害」、夜間に何度もトイレに行く「夜間頻尿」も睡眠障害の一種です。
睡眠障害を改善するためには、規則正しい生活や適度な運動、寝る前のリラックス習慣が効果的です。
症状が続く場合には、専門医に相談することをおすすめします。
次回のコラムでは、骨粗しょう症について詳しくご説明させていただきます。