2022.10.22 | 介護コラム | 福祉用具のレンタル・購入時の料金の事例(車椅子)
前回のコラムでは、介護保険を利用したレンタル・購入料金についてご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、実際にレンタル・購入した際の料金の事例(車椅子)をご紹介させていただきます。
車椅子は「特定福祉用具販売」の対象外なので、購入の際は全額自己負担となります。
一般的な製品でも3~15万円のものが多く、多額の出費となるため慎重に判断することが必要です。
続いて、レンタルする場合の費用は月あたり3,000円~6,000円が相場です。介護保険を適用した場合1割負担の場合だと、300円~600円で利用できます。
ただし、事業者や車椅子の種類によっても左右される点に注意してください。
上記の内容を踏まえ、レンタルと購入それぞれの費用を比較してみましょう。
以下の表では車椅子を「1ヵ月300円でレンタルした場合」と「3万円で購入した場合」で費用を比較しています。
1割負担で車椅子をレンタルした場合
・1年 3,600円
・3年 10,800円
・5年 18,000円
・9年 32,400円
以上の通り、期間が9年を超えるまでは購入するよりも、レンタルした方が費用を安くおさえられることがわかります。
また、身体状況が変化して要介護度が上がった場合、使っている車椅子が合わなくなることがあります。
そのようなとき、中古品をインターネットショップで安く買うこともできますが、レンタルであれば、定期的に点検を受けられ、身体状況に合った車椅子にすぐに変更できるメリットがあります。
次回のコラムでは、実際にレンタル・購入した際の料金の事例(介護ベット)をご紹介させていただきます。