2024.11.16 | お役立ち情報 | 生活習慣病について②
前回のコラムでは、生活習慣病についてご紹介させていただきました。
今回のコラムでも引き続きご紹介させていただきます。
③肝疾患
肝臓は体に必要なたんぱくの合成、栄養の貯蔵、有害物質の解毒、分解や食べ物の消化に必要な胆汁の合成、分泌など多くの重要な機能を担っています。
肝臓疾患には、
【脂肪肝(肝脂肪症)】中性脂肪が肝臓に蓄積する病気。
【肝炎】肝臓が炎症を起こす病気で、A型、B型、C型、D型、E型といったウイルス感染が原因で発症します。
【肝硬変】肝臓の正常な組織が線維化し、機能が低下する病気です。肝炎ウイルス感染やアルコールの多飲が原因となることが多いです。
【肝がん】肝臓内に悪性腫瘍が発生する病気で、肝細胞がんや肝内胆管がんなどがあります。
④膵疾患
膵臓は消化液やホルモンを分泌する役割があります。膵臓の機能が低下すると、各細胞に栄養が供給されず、エネルギーが産生できなくなります。
膵疾患には、
【急性膵炎】膵臓が突然炎症を起こし、強い腹痛や吐き気、嘔吐が現れる病気です。
【慢性膵炎】膵臓の炎症が長期にわたって続き、膵臓の機能が低下していく病気です。
【膵癌】膵癌は膵臓に発生する悪性腫瘍で、特に管膵腺癌が多くみられます。膵癌は初期には症状がほとんどなく、発見が遅れることが多いため、非常に治療が難しい癌の一つです。
【膵臓のう胞】膵臓の内部や周囲にできる液体のかたまりで、袋状の病変です。症状がないため、健康診断などで偶然発見されることが多い疾患です。
【自己免疫性膵炎】免疫が間違って膵臓を攻撃することで発症する膵炎の一種で、慢性膵炎と同様の症状を呈します。
次回のコラムでも引き続き生活習慣病についてご紹介させていただきます。