2022.8.27 | 介護コラム | 地域密着型サービスの種類3/3(介護保険適応サービス)
前回のコラムでは、地域密着型サービスの中の1つである認知症対応型サービスについてご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、施設・特定施設型サービスについてご紹介させていただきます。
地域密着型の施設・特定施設型サービスは、自宅から特別養護老人ホームや有料老人ホームに移り住んだ要介護者・要支援者に、買い物や掃除などの生活支援、食事や排せつなどの介護、リハビリ・看護・入浴などを提供するサービスです。
認知症対応型で説明したグループホームもこの一種に含まれますが、他には地域密着型の有料老人ホームや特別養護老人ホームもあります。
特定施設の対象となる施設の種類は、次のとおりです。
介護施設は公営・民営などいろいろありますが、特定施設に指定される可能性があるのは、以下の4つに限られます。
・有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅(有料老人ホームに該当するものに限る)
・ケアハウス(軽微老人ホーム)
・特別養護老人ホーム(要介護者は基本的に対象ではありません)
ケアハウスと特別養護老人ホームは、国や地方自治体が運営する公的施設です。
有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は、民間施設になります。
公的施設の方が、入居費用・月額費用が安い場合が多いです。一方、民間施設は、設備が綺麗で、サービスも充実しており、娯楽などを含めクオリティの高い生活を送ることができる施設が多くなっています。
このように介護サービスはとても複雑なものになっており、介護する家族の有無や、住まいの環境、本人の要介護状態により選択するサービスは異なります。
そのため、介護サービスを受けられる際は、担当のケアマネジャーさんとの信頼関係を築き、
疑問に思ったことは何でも相談することを大切にしていただければと思います。