園芸で無理なく続けられる軽い運動 | グループホームかがやき

愛媛県松山市の認知症対応型共同生活介護施設

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介護コラム

2025.10.18 | お役立ち情報 | 園芸で無理なく続けられる軽い運動

前回のコラムでは、「植物を育てる喜びと心の安らぎ」についてご紹介いたしました。
今回のコラムでは、園芸活動を通じた身体への良い影響についてご紹介いたします。

 

園芸というと「趣味」や「癒し」という印象が強いかもしれませんが、実は体を無理なく動かす“軽い運動”としても注目されています。たとえば、土を耕したり、苗を植えたり、水をまいたりといった作業は、腕や脚、腰などの筋肉をバランスよく使うことができます。特別な運動器具がなくても、日常の中で自然と身体を動かせるのが園芸の魅力です。

また、屋外での園芸活動は日光を浴びる機会にもつながります。太陽の光を適度に浴びることで、ビタミンDが体内で生成され、骨の健康維持に役立ちます。さらに、自然の光を感じることは、体内時計を整え、夜の睡眠の質を高める効果も期待できます。

植物の世話は、無理のないペースで続けられる点も大切です。たとえば、花の成長を観察しながら少しずつ水やりをすることで、手先の動きや姿勢の変化が生まれ、関節の柔軟性を保つ助けになります。日々の小さな積み重ねが、身体の維持・改善に良い影響をもたらすのです。

さらに、園芸を通して「動く理由」ができることも大きなポイントです。植物を育てるという目的があることで、「今日は少し外に出てみよう」「明日は花の様子を見に行こう」と自然に体を動かすきっかけになります。こうした積極的な行動が続くことで、心身のリズムも安定し、生活にハリが生まれます。

園芸は年齢に関係なく、自分のペースで取り入れられるやさしい運動です。無理のない範囲で自然にふれながら体を動かすことが、健康づくりの第一歩となります。

 

次回のコラムでは、「グループ園芸活動で広がる交流と笑顔」についてご紹介いたします。