2022.11.26 | 介護コラム | 介護用品を利用する際の流れ①
前回のコラムでは、使用する介護ベットの選び方についてご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、介護用品を利用する際の流れについて解説させていただきます。
福祉用具の申込から使用中のメンテナンスまでの流れは以下の通りです。
1.ケアマネージャーか地域包括支援センターに福祉用具のレンタルができるかどうかを相談
2.ケアプランを作成して福祉用具のレンタル事業者を選ぶ
3.福祉用具専門相談員が利用者の自宅を訪問し、福祉用具を選定して提案
4.事業者が用具を納品して利用者が使いやすいかを確認
5.福祉用具を決定したのち、利用者が福祉用具貸与事業者と契約
6.福祉用具のレンタルを開始
7.福祉用具専門相談員が定期的なメンテナンスやアフターサービスを実施
1のケアマネジャーとの相談や2のケアプランの作成について詳しくご紹介します。
福祉用具貸与は介護保険サービスの一種なので、利用する場合は必ずケアプランに盛り込まなければなりません。
そのため、介護用品を保険適用でレンタルしたいときは、まずは担当のケアマネージャーに相談してください。
ケアマネージャーは、介護用品を希望する利用者から相談を受けると利用者を訪問して、身体状況をはじめ自宅の住環境や家族の介護状況などのヒアリングをおこない、その内容を参考にしながら、介護用品ごとに購入またはレンタルする内容を盛り込んだケアプランを作成してくれます。
利用者やその家族の希望を考慮した上で、より適切な介護用品の購入・レンタルを実現できるように配慮してくれます。
その後は、実際に貸与事業者のもとを訪れ、専門相談員からアドバイスを受けながらレンタルする品を決めていき、内容に納得がいけば申し込みを行います。納品されるときには、使いやすいように専門相談員が用具の調整を行ってくれます。
もし気になる点があるなら、遠慮せずにどんどん質問することが大切です。
次回のコラムでは、介護用品を利用する際の流れの中のサービス業者との契約や、定期メンテナンスについて解説していきます。