グループ園芸活動で広がる交流と笑顔 | グループホームかがやき

愛媛県松山市の認知症対応型共同生活介護施設

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愛媛県松山市東方町甲1438番地1

介護コラム

2025.10.25 | お役立ち情報 | グループ園芸活動で広がる交流と笑顔

前回のコラムでは、「園芸活動を通じた身体への良い影響」についてご紹介いたしました。

今回のコラムでは、「グループで行う園芸活動がもたらす交流と笑顔の広がり」について紹介いたします。

園芸は一人でじっくり楽しむこともできますが、複数人で一緒に花を植えたり、野菜を育てたりすることで、そこには自然と「会話」と「笑顔」が生まれます。目的を共有しながら作業する時間は、協力し合う喜びや達成感を感じる貴重な機会になります。

例えば、グループホームや地域の集まりなどで、みんなで花壇を整えたり、水やり当番を決めたりすると、日常の中に“ちょっとした役割”が生まれます。その役割があることで、自信や責任感が育まれ、「誰かのために動く楽しさ」を再発見できる方も多いのです。

また、園芸を通じて季節を感じることができるのも魅力のひとつです。春にはチューリップ、夏にはひまわり、秋にはコスモス、冬にはパンジーなど、季節の移り変わりをみんなで感じながら花を育てる時間は、まるで小さな行事のような温かさがあります。花が咲いたときの喜びを共有することで、自然と会話が弾み、人とのつながりが深まります。

園芸活動を続けるうちに、「以前より笑顔が増えた」「外に出るのが楽しみになった」といった変化も多く見られます。植物の成長とともに、心の距離も少しずつ近づいていく――そんな穏やかな時間が、グループ園芸の魅力です。

 

次回のコラムでは、「自然とのふれあいを日常に取り入れる工夫」について紹介いたします。