2025.1.25 | お役立ち情報 | 冬に気をつけたいこと④
前回のコラムでは冬に気をつけたいことについてご紹介させていただきました。
今回のコラムでも引き続き冬に気をつけたいことについてご紹介させていただきます。
②感染性胃腸炎
感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスなどの病原体による感染症です。
原因となる病原体には、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスなどのほか、細菌や寄生虫もあります。
病原体により異なりますが、潜伏期間は1~3日程度で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛などがあります。
特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
高齢者の方は下痢などによる脱水症状や、嘔吐物などが気管に入ることによって起こる誤嚥性肺炎に注意が必要です。
③RSウイルス
RSウイルスとは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
潜伏期間は2~8(多くの場合4~6)日程度で、発熱、鼻水、咳など軽い風邪のような症状が出ます。
通常は数日から1週間程度で自然軽快しますが、重症化する場合には、その後咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなどの症状が出現し、場合によっては、細気管支炎、肺炎へと進展していきます。
特に慢性呼吸器疾患等の基礎疾患を有する高齢者において、急性の重症肺炎を起こす原因となることが知られており、長期療養施設内での集団発生が問題となる場合があります。
次回のコラムでも引き続き、冬に気をつけたいことについてご紹介させていただきます。