2025.8.16 | お役立ち情報 | 毎日の生活の中でできる熱中症対策〜環境と習慣を整える〜
前回のコラムでは、高齢者にとっての熱中症とは?〜見逃されやすい初期症状に注意〜についてご紹介いたしました。
今回のコラムでは、毎日の生活の中でできる熱中症対策〜環境と習慣を整える〜についてご紹介いたします。
暑い日が続くと、室内にいても熱中症になることがあります。高齢者の熱中症予防は、日々のちょっとした工夫の積み重ねがとても大切です。今回は、生活習慣や環境の整え方に焦点を当て、実践しやすい熱中症対策をご紹介します。
まず重要なのが、「こまめな水分補給」です。のどが渇いてからでは遅いこともあるため、1〜2時間おきに少量ずつ飲むことを心がけましょう。お茶や水だけでなく、経口補水液やスポーツドリンク、ゼリータイプの水分補給食品なども活用できます。
室内の温度調整も欠かせません。「冷房が苦手」という方もいらっしゃいますが、室温28℃以下を目安に、扇風機や遮光カーテンと併用しながら上手に使いましょう。また、吸湿速乾素材の衣服や、薄手で通気性の良い素材を選ぶことで、体感温度を下げることができます。
外出の際は、日中の暑い時間帯を避け、帽子や日傘を使うなどして直射日光を避けましょう。体調に不安があるときは、無理をせず休む判断も大切です。
日常の中に小さな予防策を取り入れ、無理なく快適に夏を過ごせるようにしていきたいですね。
次回のコラムでは、「いつもと違う」に気づく力〜熱中症の早期発見と周囲の支え〜についてご紹介させていただきます。