2025.7.19 | お役立ち情報 | 高齢者の排尿トラブル②生活習慣対策
前回のコラムでは、高齢者の排尿トラブル①原因と症状についてご紹介いたしました。
今回のコラムでは、高齢者の排尿トラブル②生活習慣対策をご紹介いたします。
「トイレが近くなるから」と水分を控える方がいますが、かえって尿が濃くなり膀胱を刺激することがあります。
適切な量の水分をこまめに摂ることが大切ですが、寝る前の飲みすぎには注意しましょう。
また、排尿に関する悩みを減らすためには、いくつかの生活習慣の工夫が役立ちます。
まず、尿道や膀胱を支える骨盤底筋を鍛える「骨盤底筋体操」が、尿漏れ予防にとても効果的です。
骨盤底筋体操の簡単なやり方
①座るか仰向けに寝て、リラックスした姿勢になります。
②尿を我慢する時やおならを我慢する時のように、肛門や尿道をゆっくりとキュッと引き締めます。
③そのまま3~5秒間キープし、ゆっくりと力を抜いてリラックスします。
④これを10回繰り返します。
無理なく毎日続けることで、徐々に効果を実感されることでしょう。
さらに、時間を決めてトイレに行く「計画排尿」や、少しずつ排尿間隔を延ばす「膀胱訓練」も有効な方法です。
そして、安心してトイレに行けるよう、ご自宅の環境を整えることも大切です。
トイレまでの導線確保、手すりの設置、段差解消など、安全で使いやすい空間にしましょう。
体が冷えると尿意を感じやすくなるため、特に下半身を温める工夫も大切です。
これらの生活習慣の改善は、排尿トラブルの軽減だけでなく、全身の健康増進にもつながります。
次回のコラムでは、高齢者の排尿トラブル③専門家への相談と周囲のサポートについてご紹介いたします。