2024.8.10 | お役立ち情報 | 運動で得られる効果②
前回のコラムでは、運動で得られる効果についてご紹介させていただきました。
今回のコラムでも引き続き運動で得られる効果についてご説明させていただきます。
三つ目の効果は生活習慣病の予防改善効果が期待できます。
生活習慣病とは、主に日常生活の習慣が原因となって発症する病気の総称です。
これには、食生活、運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が大きく関与しています。高齢者に多い高血圧症や糖尿病、心疾患なども生活習慣病の一つです。運動を行うことにより、動脈硬化・心筋梗塞のリスク減少、高血圧・糖尿病・肥満の予防や改善効果が期待できます。
四つ目は認知症予防効果が期待できます。
運動により脳への血流を増加させ、記憶や空間認知に重要な役割を果たす、脳内の海馬が刺激されることで、記憶力の向上や物忘れの防止に期待できます。特にダンスやヨガのような複雑な動きを伴う運動は、脳の活性化にとても効果的です。
認知症は、介護が必要になった主な原因でも一位・二位を占めています。
五つ目はストレスの軽減効果が期待できます。運動はエンドルフィンと呼ばれる脳内物質を分泌させ、ストレスや不安を軽減します。
エンドルフィンとは脳内で働く神経伝達物質の一種で、主に高揚や鎮痛、抗ストレス作用を担っています。エンドルフィンは「脳内モルヒネ」という意味で、その名の通り、モルヒネのような鎮痛作用があるとされています。
次回のコラムでも、引き続き運動で得られる効果についてご紹介させていただきます。