2024.3.23 | お役立ち情報 | 高齢者にとって積極的に摂取したい栄養素(オメガ-3脂肪酸)
前回のコラムでは、高齢者にとって積極的に摂取したい栄養素の1つである「タンパク質」をご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、「オメガ-3脂肪酸」について詳しくご紹介させていただきます。
オメガ-3脂肪酸は動脈硬化や心臓病のリスクを軽減する効果があります。
また、認知機能の維持や脳の健康を支援し、認知症やアルツハイマー病の予防にも役立ちます。
この栄養素は、体内で生成されないため食事から摂取する必要がありますが、適切な摂取量を確保することで健康な老後をサポートすることができます。
オメガ-3脂肪酸は、特にEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の2つのタイプが注目されています。これらの脂肪酸は、青魚(サーモン、マグロ、サバなど)、植物油(亜麻仁油、えごま油)、ナッツ(くるみ、アーモンド)などの食品に豊富に含まれています。
高齢者がオメガ-3脂肪酸を効果的に摂取するためには、以下のような食べ方がお勧めです。
まずは、週に2〜3回は青魚を食べるように心がけましょう。青魚はEPAとDHAが豊富に含まれています。
また、植物油を積極的に使用したり、ナッツや種子を食事に取り入れることも効果的です。
さらに、オメガ-3脂肪酸を効率的に摂取するためには、加熱調理よりも生のままで食べることがおすすめです。
例えば、サラダに亜麻仁油をかけたり、くるみやアーモンドをスナックとして摂取することが有効です。
次回のコラムでは、高齢者にとって積極的に摂取したい栄養素のひとつである「ビタミンB12」について詳しく解説させていただきます。