2023.1.21 | 介護・介助の基礎知識 | 介護リフォームとは
前回のコラムでは、施設入居を考えるタイミングについてご紹介させていただきました。
今回のコラムでは、在宅介護の際の介護リフォームについて解説させていただきます。
まず、介護リフォームとは、加齢や病気・ケガなどで身体機能が低下した高齢者が自宅で暮らしやすいよう改修することを指します。
年齢とともに運動機能が減退すると、廊下のちょっとした段差でつまづいたり、階段から転落したりなど、自宅内で事故が起こる可能性が高まります。
そこで「廊下や浴室に手すりを設置する」「段差を解消する」といった介護リフォームを行ない、高齢者が安全に自宅で過ごせる環境を整えていきます。
介護リフォームを行なうと、高齢者の方が入浴やトイレを利用しやすくなるなど快適な暮らしにもつながっていきます。
介護に最適な環境はもちろん施設には及びませんが、思い出の詰まった家で、長く安心して暮らし続けるためにも、介護リフォームは有効な手段と言えます。
しかし、このリフォームには多額の費用が必要となるため、検討すべきタイミングがあります。
次回のコラムでは、介護リフォームを検討すべきタイミングについてご紹介させていただきます。