2021.4.4 ケアマネジャーとは
ケアマネジャーは、正式名称は「介護支援専門員」といい、介護保険サービスを利用する際に必要となる人です。
具体的な業務に、
・利用者本人や家族に対して適切な介護サービスの提案
・介護保険の申請代行
・介護サービス計画書(ケアプラン)の作成
・介護に関わる各種手続き
・行政や介護サービス提供者との連絡・調整
などがあります。
中でも、介護サービス計画書(ケアプラン)の作成はとても重要な業務です。
要介護認定を受けた方が適切な介護サービスを利用するために、様々なサービスを総合的に判断して組み合わせてケアプランを作成します。
そして、市区町村や実際に介護サービスを提供する事業者との連絡や調整を行うことで、利用者の介護サービス全体をマネジメントする役割を担っているのです。
このケアプランは利用者や家族が作成することも可能ですが、ケアマネジャーはサービス提供事業者に熟知しており、給付の上限額(区分支給限度額)の範囲内でサービスを組み合わせるための正確な計算ができるため、専門職であるケアマネジャーに依頼するのが一般的となっています。
このようにケアマネジャーは、介護サービスを受ける方の総合的なサポートをするための知識が必要であるため、介護・医療・福祉分野の何らかの資格を持ち、実務経験が5年以上あり、ケアマネジャー試験に合格した人がなれる職業です。
次回のコラムでは、そんなケアマネジャーとの良い付き合い方についてご説明します。